Anzo Capitalは2018年に日本でのサービスが開始された新興の海外FXブローカーです。
はじめて名前を聞く方も多いでしょうが、今後日本で知名度もあがるのではと注目されています。
そこで当サイトで他の海外FXブローカーと同じく「実測スプレッド」を測定したところ、他社と比較してクラシック口座のスプレッドは非常に優秀であることがわかりました。
この記事では、Anzo Capitalの実測スプレッドをご紹介し、他のブローカーと比較して順位づけを行なった結果など、詳しく解説いたします。
Anzo Capitalの口座ごとでスプレッドはどう違うか?
Anzo Capitalでは2種類の口座を用意しており、クラシック(スタンダード)口座とRAW口座があります。
クラシック口座はSTP方式、RAW口座はECN方式の口座であり、STP方式はスプレッドが広く、ECN方式はスプレッドが狭い代わりに取引ごとに手数料がかかる仕組みになっています。
ふたつの口座ではAnzo Capitalの公式サイトにおいて、取り扱っている通貨ペアのターゲットスプレッドが参考として公表されています。
ここでは当サイトで取り上げている主要6通貨ペアについて紹介します。
上記の表をみてもクラシック口座に比べてRAW口座の通貨ペアの方が低く設定されており、おおむね1.1pips以上の差があります。
当サイト計測!Anzo Capital主要6通貨ペアの「実測スプレッド」
Anzo Capitalの主要6通貨ペアにおけるスプレッドを、当サイトが独自に開発したツールを用いて一ヶ月間測定しました。
当サイトではこれによって得られたデータを実測スプレッドとして皆様に公表しております。
実測スプレッドは、公式サイトが出している平均スプレッドや噂レベルで聞くスプレッド情報とは異なり、嘘偽りのない真実のスプレッドです。
また同条件で測定された各業者の実測スプレッドを比較することによって、本当にAnzo Capitalの提供しているスプレッドが狭いのかどうかを判断できるため、有意義に活用してもらえるでしょう。
クラシック口座の実測スプレッド
クラシック口座における実測スプレッドを各通貨ペアごとにご紹介し、それぞれのスプレッドが拡大する時間帯など詳しくご紹介いたします。
USD/JPY
USD/JPYにおいて各項目の数値についてまとめ、傾向を解説いたします。
USD/JPYの実測平均スプレッドは「1.59pips」で、Anzo Capitalが公表しているターゲットスプレッド「1.5pips」と比べて「0.09pips」広い傾向にありました。
最小スプレッドは「0.6pips」ですが、24時間の中で発生した時間帯は9時、17時、22時、0時と限られており、全体を通して0.6pipsから0.9pipsまでの間で変動しています。
USD/JPYの最小平均スプレッドは「1.44pips」で、深夜の2時に発生。ただ傾向としては、9時から4時までの時間帯において、1.44pipsから1.49pipsの間に収まっていて安定していました。
また最大スプレッドは「15.3pips」最大平均スプレッドは「3.87pips」で、ともに6時発生しており、5時から7時までの時間帯においてスプレッドは広くなっていました。
スプレッドは基本的に早朝時間に広くなり、これはUSD/JPYだけでなく主要6通貨ペアすべてに共通しています。
なぜなら早朝の6時と7時には為替の世界三大市場と呼ばれる東京市場、欧州市場、米国市場がすべてクローズしている時間帯だからです。
世界三大市場は時間帯によって開いている時間が異なっていますが、いずれかの市場が開いている時間は為替取引が非常に活発であるため、流通量が多くなりスプレッドは狭くなる傾向にあります。
逆に世界三大市場がクローズしている時間は流通量が極端に少なくなってしまうため、スプレッドが広くなってしまうのです。
それぞれの市場が開いている時間帯をご紹介いたします。
1.東京市場:8:00~15:00
2.欧州市場:15:00~21:00
3.米国市場:21:00~6:00
6時や7時にもオセアニアの市場が開いているため、為替の取引自体は可能ですが、すでに述べたようにスプレッドが広くなりますので、取引を行うのはオススメできません。
分布図をみても早朝のばらつきは非常に強いものの、それ以外では欧州市場と米国市場の切り替わる時間帯である21時台に多少のばらつきが認められる程度です。
EUR/USD
EUR/USDの各スプレッドを整理してご紹介いたします。
EUR/USDにおける実測平均スプレッドは「1.22pips」であり、Anzo Capitalによる「1.2pips」とは「0.02pips」の差でありそこまで大きな差はありませんでした。
最小スプレッドは「0.6pips」で、24時間のうち「3分の2」の時間帯で発生しており、USD/JPYよりは最小スプレッドで取引できるチャンスがあります。
最小平均スプレッドは「1.10pips」が2時台にのみ記録されていますが、欧州市場と米国市場が開いている時間帯はどの時間も全体的に狭く、幅広い時間帯において取引がしやすい通貨ペアだといえます。
最大スプレッドと最大平均スプレッドは、それぞれ「10.1pips」と「3.23pips」であり、やはり6時に記録されています。
分布図を確認すると早朝以外は全体的に落ち着いていますが、16時台と21時台にスプレッドが広くなるタイミングがあり、ややばらつきがみられているので、取引を行う際には留意しておく必要があります。
EUR/JPY
EUR/JPYの各種スプレッド数値また傾向について解説いたします。
EUR/JPYの得られた実測平均スプレッドは「1.67pips」で、Anzo Capitalが公表している「1.4pips」と比較して「0.27pips」スプレッドが広い傾向でした。
最小スプレッドは「0.6pips」ですが、0.7pipsの場合も多く、時間帯ごとの最小スプレッドはどちらかであることが多いです。
最小平均スプレッドは「1.39pips」で2時に発生しており深夜帯はスプレッドが低い傾向にありますが、午後の時間帯以降は全体的に低かったです。
最大スプレッドは「20.4pips」で6時に発生しており、最大平均スプレッドの「6.24pips」も6時に記録されており、早朝の時間帯はスプレッドが広かったです。
時間帯ごとの最大スプレッドをみると16時や21時にスプレッドが大きく広がっております。とくに21時台の最大スプレッドは、前後の時間帯のスプレッドと比較して倍近くのスプレッドになっているので注意が必要です。
分布図では夕方から夜にかけての時間帯にややばらつきが認められました。
GBP/JPY
GBP/JPYにおいてそれぞれのスプレッドは以下の通りになりました。
GBP/JPYの実測平均スプレッドは「2.29pips」を記録しており、Anzo Capitalで公開されている「1.9pips」よりもスプレッドが「0.39pips」広いことがわかりました。
最小スプレッドは「0.6pips」と他の通貨ペアと同じ値ですが、発生している時間帯は多くなく、全体的にみれば0.8pipsや0.9pipsの時間帯の方が多い傾向です。
最小平均スプレッドは「1.80pips」で2時に発生しており、2時と前後の1時、3時は他の時間帯と比較して明らかに狭くなっていました。
最大スプレッドは6時に「20.5pips」まで広がり、主要6通貨ペアの中でもっとも拡大。また7時にも10pipsを超える最大スプレッドとなっています。したがって早朝に取引を行うリスクは非常に高いので避けるべきでしょう。
また最大平均スプレッドは「8.87pips」で、6時に発生しており、こちらも主要6通貨ペアの中でもっとも拡大していました。
分布図を確認すると他の通貨ペアと比較すると、早朝以外もフラットではなく全体的にばらついている印象であり、とくに19時から21時にかけての時間帯に大きくばらついたのがはっきりとわかります。
GBP/USD
GBP/USDではスプレッドが以下の通りであり、その傾向について解説いたします。
GBP/USDおける実測スプレッドは「1.92pips」でしたが、Anzo Capitalがサイトで公表している平均スプレッド「1.6pips」と比較すると「0.32pips」の相違が認められ、実測スプレッドの方が広かったです。
最小スプレッドは他の通貨ペアと同じく「0.6pips」でしたが、発生時間が主要通貨ペアの中でもっとも少なく、最小スプレッドで取引を行えるチャンスは非常に低いでしょう。
ただし最小平均スプレッドは「1.62pips」が24時間の中で3回も記録されています。したがって比較的GBP/USDは、狭いスプレッドで取引を行うチャンスはあるといえます。
最大スプレッドは「17.4pips」、最大平均スプレッドは「5.98pips」で、ともに6時に記録されており、4時から7時までの時間帯はスプレッドが広い傾向にありました。
分布図をみると早朝以外では19時から21時台に、ややばらつきがある程度です。GBP/JPYほど大きいばらつきは認められませんでした。
AUD/USD
AUD/USDのスプレッドの値がそれぞれどのような時間帯で発生しているのかをまとめました。
AUD/USDの実測した平均スプレッドは「1.54pips」であり、公表されている平均スプレッド「1.3pips」と比べて実測スプレッドが「0.24pips」広いことがわかりました。
最小スプレッドは「0.6pips」でしたが、日中の時間帯にはほとんど発生していないことがわかります。
最小平均スプレッドは「1.46pips」であり、20時と2時に発生。最大スプレッドと最大平均スプレッドは「10.2pips」と「2.47pips」で6時に発生していました。
特徴としては7時よりも米国市場がまだ開いている4時や5時に最大スプレッドが広がっており、米国市場の時間帯の終盤では突発的なスプレッドの拡大に注意した方がよいでしょう。
分布図を確認すると早朝と21時台のばらつきが認められました。AUD/USDでは他の通貨ペアと比べると午前中に若干ばらつきやすい傾向がありました。
RAW口座の実測スプレッド
RAW口座の主要6通貨ペアの実測スプレッドについて得られたデータをわかりやすく解説いたします。
USD/JPY
RAW口座のUSD/JPYのスプレッドは以下の通りです。
RAW口座におけるUSD/JPYの実測平均スプレッドは「0.49pips」であり、Anzo Capitalが公表している「0.4pips」と比較するとスプレッドが「0.09pips」広かったです。
またクラシック口座の実測平均スプレッドである「1.59pips」と比較すると「1.1pips」狭いことがわかり、Anzo Capitalが公表しているターゲットスプレッドの差と同じ結果になりました。
最小スプレッドは「0.0pips」であり、6時を除く全時間帯においてスプレッドなしで取引を行うチャンスがあります。
最小平均スプレッドは「0.35pips」であり、発生時間帯はクラシック口座と同じく2時でした。
またRAW口座でも平均スプレッドは早朝を除いて大きく広がることはなく安定した範囲で推移していました。
最大スプレッドは低スプレッドのRAW口座においても「14.2pips」までは広がっており、早朝の6時に発生していました。
最大平均スプレッドは「2.77pips」であり、最大スプレッドと同じく6時に記録されています。
分布図を確認すると主要6通貨ペアのなかでもっともばらつきが少なく、21時や3時以降の早朝にややばらつきを認める程度でした。
EUR/USD
「RAW口座」におけるEUR/USDのスプレッドの値が、それぞれどのような時間帯で発生しているのかをまとめました。
RAW口座におけるEUR/USDの実測平均スプレッドは「0.33pips」でしたが、Anzo Capitalでは「0.1pips」と公表されており、実測値のほうが「0.23pips」広い結果でした。
またクラシック口座と比較すると「1.11pips」狭かったです。
最小スプレッドは「0.0pips」で6時を除いてすべての時間帯で発生していました。
また最小平均スプレッドは「0.20pips」であり、主要6通貨ペアのなかでもっとも狭いスプレッドでした。
スプレッドは夕方から深夜帯までの米国市場の開いている時間帯が1日の中で狭くなる傾向です。
最大スプレッドは「9.2pips」であり、この後に紹介するRAW口座のAUD/USDと同じく10pipsを超えませんでした。
最大平均スプレッドは「2.34pips」で6時に発生していますが、極端に6時のみの平均スプレッドが高く、前後の5時や7時の平均スプレッドは0.5pips以下と非常に狭いため、6時台のみ取引を避けるべきです。
分布図ではUSD/JPYよりは若干ばらついていますが、主に目立つのは欧州市場と米国市場の始まりの時間帯である15時台や21時台でした。
EUR/JPY
RAW口座のEUR/JPYにおいてそれぞれのスプレッドは以下の通りになりました。
RAW口座におけるEUR/JPYの実測スプレッドは「0.67pips」であり、Anzo Capitalによる「0.3pips」と比較すると、「0.37pips」スプレッドが広かったことがわかりました。
またクラシック口座と比較した場合「1pips」狭い結果となりました。
最小スプレッドは「0.0pips」であり、6時に加えて7時の時間帯を除いた全時間帯で発生。最小平均スプレッドは「0.39pips」となり、2時に発生していました。
最大スプレッドは「19.4pips」、最大平均スプレッドは「5.26pips」で共に6時に記録されています。
分布図を確認してみると、日中の時間帯にすこしばらつき、21時台にもばらつきがあります。
GBP/JPY
RAW口座のGBP/JPYの各種スプレッド数値また傾向について解説いたします。
RAW口座におけるGBP/JPYの実測平均スプレッドは「1.19pips」で、Anzo Capitalで公開されているターゲットスプレッドの「0.7pips」よりも「0.49pips」スプレッドが広くなりました。
またクラシック口座の実測スプレッドと比べると「1.1pips」狭くなりました。
最小スプレッドは「0.0pips」ですが、発生している時間帯は他の通貨ペアと比較するとかなり限定されています。最小平均スプレッドは「0.70pips」で他の多くの通貨ペアと同じく2時に発生していました。
最大スプレッドは6時に「19.4pips」が発生しており、最大平均スプレッドも「7.77pips」まで広がっています。
実測スプレッドがターゲットスプレッドよりも大きく広がっていることからもわかるように、GBP/JPYは全体的にスプレッドが広い傾向でした。
分布図では、早朝のばらつきが他の通貨ペアと異なり、何故か10pips付近で不自然に広がりを制限されているような形になっており、実際に最大スプレッドの「19.4pips」まで広がっていたのは極わずかでした。
また早朝以外では19時から21時にかけての時間帯にばらつきが大きくなっているのがわかります。
GBP/USD
RAW口座のGBP/USDの各スプレッドを整理してご紹介いたします。
RAW口座におけるGBP/USDの実測スプレッドは「0.72pips」という結果となり、Anzo Capitalが公表している平均スプレッド「0.4pips」と比較すると「0.32pips」の相違が認められ、実測スプレッドの方が広い結果が出ています。
またクラシック口座の「1.92pips」と比べると「1.2pips」もスプレッドが狭くなりました。最小スプレッドは「0.0pips」で8時から4時までの間は毎時間発生しています。最小平均スプレッドは「0.42pips」で唯一2時に最小とならず、かつ19時と1時、3時の3回発生している時間帯がありました。
また最大スプレッドは「16.2pips」、最大平均スプレッドは「4.79pips」まで広がっていました。
分布図をみると全体的にばらついており、もっともばらつきが大きいのが20時前後の時間帯でした。
AUD/USD
RAW口座のAUD/USDにおいて各項目の数値についてまとめ、傾向を解説いたします。
AUD/USDにおける24時間の実測した平均スプレッドは「0.54pips」であり、公表されている平均スプレッド「0.2pips」と比べて実測スプレッドが「0.34pips」広い結果でした。
またクラシック口座と比べるとスプレッドは「1pips」の差がありました。最小スプレッドは「0.0pips」であり、6時と7時を除いてすべての時間帯で記録されています。
また最小平均スプレッドは「0.46pips」で20時と2時に発生していました。最大スプレッドは「9.2pips」とEUR/USDと同じく10pips以下であり、最大平均スプレッドに関しては「1.47pips」と2pipsを切っていました。
AUD/USDは主要通貨ペアの中でもっともスプレッドの広がりが抑えられている通貨ペアでした。
分布図はクラシック口座と同じようなばらつき加減で、やや午前中のばらつきがあり、21時台のばらつきが大きかったです。
RAW口座の取引手数料
RAW口座はECN方式であるために取引ごとに手数料を取られる仕組みが採用されています。
Anzo CapitalのRAW口座における取引手数料は1万通貨の取引を行うのに片道「0.36ドル」、往復で「0.72ドル」を支払う必要があります。
他の海外FX業者では「0.1ドル単位」で示しているところが多いです。しかしAnzo Capitalは何故か中途半端な数値となっています。
RAW口座の取引手数料は当サイトで掲載している10社の海外FX業者のなかでも、Tradeviewの往復「0.5ドル」、AxioryやHotForexの「0.6ドル」よりも高い金額設定がされています。
とくに最安値であるTradeviewの往復「0.5ドル」とは、同じ取引を行なったとしたら毎回0.22ドル余計にかかってくることになり、この差は取引量が増えるに従ってかなり大きい負担となります。
Anzo CapitalのRAW口座において、実測スプレッドに取引手数料をプラスした「トータルコスト」を示した表は以下の通りです。
(1万通貨保有時のトータルコスト)
また同じ「NDD方式」のなかで取引コストが最も安い「Tradeview」のトータルコストを記載した表が以下です。
上記の表と下の表を比較してみてください。
トータルコストを両者で比較すると、すべての通貨ペアにおいて明らかにTradeviewの方が安く、多くの通貨ペアで30円近い差が生じているのです。
また、手数料を加えず単純に実測スプレッドだけで比較しても、やはりTradeviewの方がすべて狭かったです。
Anzo Capitalのクラシック口座のスプレッドを他の海外FX業者と比較!
Anzo Capitalのクラシック口座の実測スプレッドを、他の海外FXブローカーと比較し、6通貨ペアのスプレッドを総合して順位づけを行いました。
(参考ページ:https://spreadbu.com/rank/?curencyOneUrl=1)
ランキング化した結果、Anzo Capitalのクラシック口座の総合スプレッドランキングは「1位」でした。
2018年からサービスを開始した新興ブローカーでの総合ランキング「1位」獲得は素晴らしい結果であり、革新的ともいえます。
とくにEUR/USD、EUR/JPYのスプレッドが狭く、EUR/USDは通貨ペア別でも1位となるほどのスプレッドの狭さです。
USD/JPYのスプレッドは6位と平均以下ですが、それ以外の通貨ぺアでは安定して狭いスプレッドを提供しており、上位にランクインしています。
またAnzo Capitalのクラシック口座はスプレッドが狭いだけでなく、以下のボーナスも付与されます。
1.50%入金ボーナス(最大10万円)
2.お友達紹介ボーナス(最大5000円)
3.LINE登録者50ドルキャッシュバック
上記のボーナスをすべて獲得すると最大11万円の証拠金と共に開始できるため、狭いスプレッドを最大限生かして有利にトレードを進めることが可能です。
Anzo CapitalのRAW口座の手数料を含めた取引コストで他のFX業者と比較!
Anzo CapitalのRAW口座における実測スプレッドに手数料を含めて算出したトータルコストを用いて、各海外FXブローカーでランキング順にしてまとめました。
(参考ページ:https://spreadbu.com/rank/?curencyTwoUrl=1)
上記の表をみるかぎりAnzo CapitalのRAW口座は総合ランキングが「7位」と残念な結果になっています。
また取引コストが安い通貨ペアはあまりなく、唯一EUR/JPYが4位と検討していますが、ほとんどの通貨ペアが「平均以下」でした。
大きな要因として考えられるのは、やはり取引手数料の往復「0.72ドル」という金額設定が高く足を引っ張っているといえます。
取引手数料を除き、実測スプレッドのみでランキング化した表は以下の通りです。
上記の表で確認すると実測スプレッドだけなら全体の3位という好結果なのですが、結局RAW口座で取引を行えば必ず手数料がかかってくるため、トータルコストは下がってしまうのです。
今後取引手数料の値下げが実施されれば、一気に優良ブローカーになる可能性はありますが、現在の段階ではAnzo CapitalのRAW口座を使うメリットはないでしょう。
Anzo Capitalのスプレッドまとめ
Anzo Capitalは日本でのサービス開始が2018年と新興ブローカーであるにもかかわらず、クラシック口座の「実測スプレッド」総合ランキングで「1位」を獲得しており、これは非常に素晴らしい結果でした。
更にAnzo Capitalにはボーナスもあるため、ボーナスを得ながら海外FXのハイレバレッジを活かしたいのあれば、Anzo Capitalのクラシック口座は選択肢の一つとして十分考えられます。
一方「ECN口座」である「RAW口座」にメリットは感じられません。とくに取引手数料が高いのが原因で、すべての通貨ペアの順位を著しく下げてしまっています。
ECN口座を利用してトレードしたいのであれば、TradeviewやAxioryなどのトータルコストが安いブローカーを選択するべきでしょう。