GEMFOREXは口座開設数を非常に伸ばしており、人気の高まっている海外FXブローカーです。その大きな理由の一つはスプレッドも含めた取引コストの安さにあります。
当サイトでは独自のツールを用いて、GEMFOREXが実際に提供しているスプレッドを測定した実測スプレッドのご紹介をしています。
算出されたスプレッドとGEMFOREXの提供している取引コストを考慮して、他の海外FXブローカー9社と比較検討を行いました。
この記事では実測スプレッドを合わせた取引コストがどれほど安いのか、また各口座や各通貨ペアでの実測スプレッドはどのように違うかを解説いたします。
GEMFOREXの口座ごとでスプレッドはどう違うか?
GEMFOREXには口座が3種類あります。
1.オールインワン口座
2.ノースプレッド口座
3.レバレッジ5000倍口座(現在新規開設不可)
GEMFOREXの公式サイトによると上記3種類の中で、レバレッジ5000倍口座のスプレッドが一番広く、主要通貨のスプレッドは「1.7pips」以上です。
次にスプレッドが狭いのはオールインワン口座で、主要通貨のスプレッドは「1.2pips」以上に設定されており、最もスプレッドが狭いのはノースプレッド口座で最小「0.0pips」になることがあります。
GEMFOREXの公式スプレッドを確認!
GEMFOREXでは公式サイトにて各口座の平均スプレッドを公表しているため、公式スプレッドを紹介いたします。
オールインワン口座の公式スプレッド
https://spreadbu.com/gem_all-in-one/
GEMFOREXの「オールインワン口座」における公式スプレッドは以下の通りです。
ノースプレッド口座の公式スプレッド
https://spreadbu.com/gemforex_no/
GEMFOREXの「ノースプレッド口座」における公式スプレッドは以下の通りです。
当サイト計測!GEMFOREX主要6通貨ペアの「実測スプレッド」
当サイト(海外FXスプレッド部)で、主要6通貨ペアにおいてGEMFOREXの提供しているスプレッドについて独自ツールを用いて測定した「実測スプレッド」を公開しています。
実測スプレッドは、VPSを利用してインジケーターを24時間起動させ、主要6通貨ペアのスプレッドを1秒ごとに1ヵ月間、計測し続けて平均値をとることで算出しています。
この実測スプレッドによって、GEMFOREXの公式サイトが公表しているスプレッドとの違いや、他のブローカーの実測スプレッドとの比較を簡単に行うことが可能です。
オールインワン口座の実測スプレッド
https://spreadbu.com/graph/gemforex/
オールインワン口座の実測スプレッドを各通貨ペア別に紹介し、それぞれの通貨ペアの変化や傾向について解説いたします。
USD/JPY
USD/JPYにおける各項目の数値をわかりやすく紹介いたします。
USD/JPYの実測した平均スプレッドは「1.50pips」であり、GEMFOREXの公式スプレッドは「1.4pips」であるため、実測スプレッドが「0.1pips」広い結果となりました。
最小スプレッドは「1.3pips」で、公式サイトによるオールインワン口座のスプレッドは「1.2pips」からと記載されているものとの違いも明らかになりました。
最大スプレッドは「15.6pips」で、6時台に大きく広がっています。
スプレッドが広がる時間帯は早朝に限定されており、とくに6時台が圧倒的に広くなっています。
早朝にスプレッドが広がるのは「世界的に為替市場の流通が低下するため」です。
なぜなら世界には為替市場がいくつもあり、常にどこかの為替市場は開いているのですが、6時から8時の時間帯には世界三大市場と呼ばれる為替市場が閉じているからです。
世界三大市場は東京、欧州、米国の三つでそれぞれ開いている時間帯は以下の通りです。
1.東京市場:8:00~15:00
2.欧州市場:15:00~21:00
3.米国市場:21:00~6:00
この世界三大市場が開いている時間帯には、世界中のトレーダーが取引を行なっていますが、閉まっている時間帯には参加しないトレーダーが多いのです。
為替取引は基本的に通貨ペアを売りたい人と買いたい人のマッチングによって行われるため、取引の量が少なくなるとスプレッドが拡大します。このため、米国市場が閉まった6時台にスプレッドが最も広く、8時までの時間帯は広がる傾向にあります。
最大平均スプレッドも「3.07pips」と6時台が広かったです。
平均スプレッドにするとわかりませんが、スプレッドの分布図を見ると、21時辺りの欧州市場と米国市場の切り替わる時間帯においてスプレッドが広がる傾向にあります。
時間帯ごとの最大スプレッドを見ても、21時に「3.0pips」になっているタイミングがありますので、21時台に取引を行う際はスプレッド拡大の可能性があることを考慮しておきましょう。
EUR/USD
EUR/USDにおいて各項目の数値を整理すると以下の通りになります。
EUR/USDの実測スプレッドは「1.52pips」で、公式スプレッドの「1.4pips」と比較すると、実測スプレッドが「0.12pips」広いことがわかりました。
最大スプレッドは「13.9pips」で、発生した時間帯は6時でした。なお最大平均スプレッドの発生時間も同様に6時でした。平均スプレッドが拡大しやすい時間帯は、6時と7時で世界三大市場が閉じている時間帯と重なります。
最小スプレッドは「1.3pips」で、6時だけ「1.4pips」ですが、分布図をみると「3.0pips」付近の場合が多く、他の時間帯と比べると最小スプレッドで取引できる可能性は低いでしょう。
平均スプレッドは8時から5時の間は「0.39-0.41pips」で推移していますが、21時、23時、4時、5時は最大スプレッドが広がっていますので、米国市場の開いた時間帯や閉じる時間帯はスプレッドの広がるリスクがあることを覚えておきましょう。
EUR/JPY
EUR/JPYにおいて各スプレッドの数値を確認しましょう。
EUR/JPYの実測平均スプレッドは「1.67pips」で、公式サイトで公表されている「1.5pips」と比べるとスプレッドが「0.17pips」広かったです。
最大スプレッド、最大平均スプレッドともに6時台に発生していました。
最大スプレッドが広がりやすい時間帯は3時から7時の間と早朝の時間帯が多いようです。
最小スプレッドは「1.4pips」でしたが、6時だけ「2.0pips」までしか狭くならないため、6時台の取引は避けたほうがよいでしょう。
最小平均スプレッドは「1.49pips」で、米国市場の開いている時間帯が多い傾向にありました。
分布図を見ると16時台や21時台辺りにスプレッドの拡大が見られ、16時台では最大スプレッドが「2.1pips」、21時台では「4.6pips」になっています。
EUR/JPYの場合は、欧州市場が開いた後と閉まった時間帯にスプレッドの広さにばらつきが生じられました。
GBP/JPY
GBP/JPYにおいて各スプレッドの最大・最小値、平均値の詳細をご紹介します。
GBP/JPYの実測した平均スプレッドは「2.21pips」と公式スプレッドの「1.9pips」よりも「0.31pips」スプレッドが広かったです。
GBP/JPYでは6時台のスプレッドの拡大が顕著で、最小スプレッドも6時は「2.8pips」と他の時間よりも「1.0pips」も広く、最大スプレッドも主要6通貨ペアの中で最も広い「25.0pips」を記録しています。
このため、GBP/JPYの取引では6時台を避けるべきでしょう。
最小スプレッドは「1.8pips」ですが、4時から7時の間は最大スプレッドが10pipsを超えており、米国市場の閉まる間際の時間帯からスプレッドが広がる傾向にありますので、早朝は取引に注意してください。
スプレッドの分布図では主要6通貨ペアの中でも全体的にばらつきが多く見られ、欧州市場から米国市場へ移る21時台に「8.9pips」と広いスプレッドが記録されています。
GBP/USD
GBP/USDにおけるスプレッドの各数値を紹介いたします。
GBP/USDの実測スプレッドは「2.25pips」で、公式サイトで公表している平均スプレッドの「2.2pips」と比較して「0.05pips」の相違があり、実測スプレッドの方がわずかに広かったです。
最大スプレッドは「16.0pips」で、早朝の6時台に発生していますが、それ以外では一桁のpipsで落ち着いています。平均的にスプレッドが拡大していた時間帯は、5時から7時の間でした。
GEMFOREXのGBP/USDで特徴的なのは、8時から3時までの間における最小スプレッド、最大スプレッド、平均スプレッドがすべて「2.1pips」で固定されていたことです。
ただ一つ、19時の最大スプレッドだけ「6.3pips」となっていましたが、それ以外はすべて固定されていたので、日中から夜間にかけての時間帯はスプレッドが変わらないようです。
AUD/USD
AUD/USDにおいて各スプレッドの値についてまとめました。
AUD/USDおける実測の平均スプレッドは「1.54pips」であり、GEMFOREXによって公表されている平均スプレッド「1.5pips」と比べて実測スプレッドが「0.04pips」広い結果が出ました。
最大スプレッドは「12.0pips」で、最大平均スプレッドとともに早朝の6時台に最も拡大しています。
こちらもGBP/USDと同じく8時から3時までの間における最小スプレッド、最大スプレッド、平均スプレッドがすべて「1.5pips」固定されていました。
まったくスプレッドが変動しないため、スプレッドの狭いタイミングを測る必要がありません。
オールインワン口座のAUD/USDは、主要6通貨ペアの中で最小スプレッドと平均スプレッドが最も近い値であり、早朝の時間帯さえ気をつければ、ほとんど最小スプレッドで取引できることがわかりました。
スプレッドの分布図においても、早朝以外にばらつきは一切認められません。
ノースプレッド口座の実測スプレッド
ノースプレッド口座においても各通貨ペアごとに実測スプレッドを紹介し、スプレッドの時間帯による変化や傾向について解説いたします。
USD/JPY
ノースプレッド口座のUSD/JPYにおいて各項目の数値を整理して紹介します。
ノースプレッド口座のUSD/JPYにおける実測平均スプレッドは「0.37pips」であり、公式サイトが公表している「0.3pips」と比較すると「0.07pips」スプレッドが広かったです。
またオールインワン口座は「1.50pips」であったので、「1.13pips」もノースプレッド口座が低いスプレッドで提供していました。
最大スプレッドは6時台に記録された「15.6pips」であり、この数値はオールインワン口座の最大スプレッドとまったく同じ数値でした。
このためノースプレッド口座は平均スプレッドが低いものの、早朝のタイミングを間違えるとオールインワン口座と同じスプレッドで取引してしまう可能性がありますので、注意してください。
8時から3時までの最大スプレッドは「0.3pips」ですが、平均スプレッドも「0.30pips」であり、分布図を確認してみても、早朝以外はほとんど変動がありませんので、日中のスプレッドに変動はありません。
また最小スプレッドは「0.0pips」ですが、6時と7時では「0.6pips」までしか下がりませんでした。
EUR/USD
ノースプレッド口座のEUR/USDにおいて各項目の数値を整理して紹介します。
EUR/USDの実測した平均スプレッドは「0.49pips」となり、公式サイトに記載された「0.3pips」とは異なります。実測値のほうが公式スプレッドよりも「0.19pips」スプレッドが広い結果となりました。
オールインワン口座のEUR/USDのスプレッドである「1.52pips」と比較すると「0.93pips」狭いことがわかりました。
EUR/USDにおいても最大スプレッドは「13.9pips」とオールインワン口座の最大スプレッドと同じ数値が出ており、6時台の取引は避けたほうがよいでしょう。
8時から3時の最大スプレッドは「0.3pips」であり、USD/JPYとまったく同じスプレッドが提供されていました。
4時から7時では最大スプレッドが急に広がり、リスクが高くなります。
分布図をみると早朝以外の時間にばらつきはまったくみられず、早朝以外は非常にフラットなスプレッドを提供しています。
EUR/JPY
ノースプレッド口座のEUR/JPYにおけるスプレッドの値を紹介します。
EUR/JPYにおける実測スプレッドは「0.65pips」で、公式サイトによる「0.5pips」と比較して、「0.15pips」スプレッドが広い傾向にありました。
ただオールインワン口座の平均スプレッド「1.67pips」と比較すると、「1.02pips」も狭いです。
EUR/JPYにおける最大スプレッドは6時に発生した「18.3pips」であり、他の通貨ペアと同じくオールインワン口座と同じ数値でした。
また8時から4時の間の最大スプレッドはほとんどが「0.5pips」で固定されているのですが、欧州市場が終わった21時の時間帯のみ「4.6pips」と突然スプレッドが広くなりました。
5時から7時の最小スプレッドは「1.0pips」までしか狭くならず、全体的に非常に広いスプレッドでした。
GBP/JPY
ノースプレッド口座のGBP/JPYにおける各スプレッドの数値は以下の通りです。
GBP/JPYの実測スプレッドは「1.18pips」で、GEMFOREZの公式サイトで公開されている「1.0pips」よりも「0.18pips」スプレッドが広かったです。
ただノースプレッド口座の「2.21pips」と比較すると「1.03pips」平均スプレッドが狭い傾向にありました。
最小スプレッドは「1.0pips」でスプレッドが無くなることはなく、6時台には最小スプレッドも少し上がって「1.3pips」でした。
最大スプレッドは他の通貨ペアと同様に「25.0pips」と非常に広いスプレッドになるタイミングがあります。EUR/JPYと同じく欧州市場の閉じる21時台だけ突然最大スプレッドが広がり、「8.9pips」を記録しています。
GBP/USD
ノースプレッド口座のGBP/USDにおける各種スプレッドの値と時間帯の関係をまとめました。
GBP/USDの実測した平均スプレッドは「1.35pips」で、公表されている公式スプレッドは「1.3pips」なので、実測スプレッドの方が「0.05pips」広いことがわかりました。
オールインワン口座の「2.25pips」よりは「0.9pips」狭かったです。
GBP/USDで特徴的なのは、通常スプレッドが広くなる5時から7時に最小スプレッドである「0.8pips」が出ていることです。
8時から4時では最小スプレッドが「1.3pips」なので、他の通貨ペアとは逆転現象が起きています。
ただし最大スプレッドや最大平均スプレッドは他の通貨ペアと同様に6時台に発生しているので、他の通貨ペアよりも早朝のスプレッドの変動幅が広いです。
GBP/JPYやGBP/USDでは、8時から3時の間が最小スプレッド、最大スプレッド、平均スプレッドが固定されている時間が多い傾向にあります。
AUD/USD
ノースプレッド口座のAUD/USDにおいて平均スプレッドや最大・最小スプレッド、平均スプレッドをわかりやすくまとめました。
AUD/USDにおける実測の平均スプレッドは「0.31pips」で、公式サイトの「0.3pips」と比べてもわずか「0.01pips」しか変わらないスプレッドでした。
そしてオールインワン口座の「1.54pips」よりも「1.23pips」狭い結果が出ました。
最小スプレッドは「0.0pips」を記録しており、6時台だけ「3.8pips」と記載されていますが、これは表示の誤りで実際は6時台の最小スプレッドも「0.0pips」でした。
ただ、最大スプレッドは6時に「12.0pips」にまで広がっていますので、6時台に取引を行うのはリスクが伴います。
全体的にスプレッドは安定しており、早朝でも平均スプレッドはほとんど変動していません。
分布図をみても、6時台前後のみばらつきがみられるだけで、それ以外の時間帯はフラットになっているので、AUS/USDのスプレッドは安定していると考えていいでしょう。
ノースプレッド口座の取引手数料
GEMFOREXのノースプレッド口座では、取引手数料がかかりません。
通常海外FXブローカーでは、低スプレッド口座の場合、スプレッドが狭い代わりに取引手数料をとるところが多いのですが、取引手数料をとらないのは非常に珍しいケースです。
ただしGEMFOREXで注意しなければならないのは「注文方式」です。
他の海外FXブローカーは「NDD方式」を採用していますが、GEMFOREXでは「DD方式」を採用しています。「NDD方式」はトレーダーの注文がブローカーを介さずに直接市場に通り、約定されますが、「DD方式」ではトレーダーの注文は市場に流れることなく、ブローカーとの取引になります。
つまり国内のFXブローカーと同じ取引環境となるため、取引の透明性の観点からみると他のブローカーよりもかなり劣っていると言わざるをえません。
各通貨ペアのスプレッドを解説してきましたが、最大スプレッドと平均スプレッドが同じであることは、市場の価格変動から考えると起こりえないので、スプレッドはGEMFOREXが意図的に操作していると思われます。
分布図でも他のブローカーの分布図と比較してもあきらかにばらつきが少ないのは、こうした注文方式による理由があります。
ただ「DD方式」による取引の透明性の問題はありますが、低スプレッド口座において取引手数料が一切かからないのは「トータルコスト」の観点からみると非常に有利です。
GEMFOREXのトータルコストの値段は下の表の通りです。
他の海外FXブローカーでは1Lotあたり0.5〜1.0ドルかかる取引手数料が「ゼロ円」であるため、GEMFOREXのトータルコストはかなり安くなるというのがノースプレッド口座最大の特徴です。
GEMFOREXオールインワン口座のスプレッドを他の海外FX業者と比較!
GEMFOREXのオールインワン口座における、主要6通貨ペアのスプレッドを他の海外FXブローカーと比較してランキング化すると総合順位は5位でした。
(参考ページ:https://spreadbu.com/rank/?curencyOneUrl=1)
総合順位は5位と平均的ですが、通貨ペア別にみるとEUR/JPYとGBP/JPYのスプレッドは1位でした。このため、GEMFOREXのオールインワン口座を利用する場合には、スプレッドの有利な通貨ペアを選んで取引をするのがよいでしょう。
またGEMFOREXではオールインワン口座を開設した場合、豊富なボーナスを獲得できるのも大きな魅力となっていますので、ボーナスを最大限活用しながら取引をするメリットは非常に高いです。
GEMFOREXノースプレッド口座の手数料を含めた取引コストで他のFX業者と比較!
GEMFOREXのノースプレッド口座における主要6通貨ペアのスプレッドと取引手数料を含めた「トータルコスト」を他の海外FXブローカーと比較してランキング化すると総合順位は1位でした。
(参考ページ=https://spreadbu.com/rank/?curencyTwoUrl=1)
主要6通貨ペアのうち5通貨ペアが1位を獲得しており、他社を圧倒していることがわかります。
ちなみに2位である「Tradeview」のUSD/JPYにおけるトータルコストは92円で、GEMFOREXのUSD/JPYにおける、トータルコストは37円と安さでも2位を圧倒する数値を出しています。
取引手数料を含めない実測スプレッドのみでランキング化した表はこちらです。
実測スプレッドのみでみると平均的か、やや広いですがトータルコストでみると上位に入るため、取引手数料が無料による影響が非常に強いことがわかります。
トータルコストが安ければ取引を行うほど相対的に支払う手数料は下がっていくため、取引で順調に利益が出れば利益率も他のブローカーよりも高くなるメリットがあります。
ただし、注文方式が「DD方式」であることやスプレッドがかなり調整されている点は注意が必要で、GEMFOREXが信用できない人はやめておいた方がよいでしょう。
またノースプレッド口座は、最低入金額が日本円換算で約30万円以上であり、他の海外FXブローカーよりも高い初期投資が必要になりますし、スキャルピングを行うにも大口の取引を行うにはサポートに承認を得る必要があり、何かと問題点があります。
GEMFOREXのスプレッドまとめ
GEMFOREXのオールインワン口座とノースプレッド口座の実測スプレッドを提示し、主要6通貨ペアについての傾向を解説しました。
オールインワン口座のスプレッドの総合ランキングは他の海外FXブローカーと比較しても平均的ですが、EUR/JPYやGBP/JPYのスプレッドに関してはランキング1位という結果だったので、EUR/JPYやGBP/JPYの取引を行いたい人にはオススメできます。
ノースプレッド口座の実測スプレッドだけをみると狭くはないのですが、取引手数料が無料であるため「トータルコスト」でみると圧倒的に安いです。
ただしノースプレッド口座は、最低入金額の高さや大口スキャルピングを行うための承認など制約が非常に多いため、実際に利用できる人は限られるでしょう。
またGEMFOREXの懸念点は、注文方式が国内FXブローカーと同じ「DD方式」であるため、DD方式やGEMFOREXを信用できない人は最初から候補に入らないと思います。
ノースプレッド口座は、初心者向けの口座ではないため、取引コストの安さだけに注目するのではなく、全体的な取引環境を把握して十分な検討をした上で利用するべきでしょう。