MYFX Marketsのプロ口座は同社が提供する高い約定力と、スタンダード口座よりも狭いスプレッドを用いて取引ができる口座です。
プロ口座の注文方式は「ECN方式」を採用しているため、スプレッドが狭い代わりに取引手数料がかかり、最低入金額も高めに設定されています。
この記事ではプロ口座の基本的な概要から、プロ口座に関するよくある質問まで解説しますので、MYFX Marketsで口座開設をする際の参考にしてください。
【MYFX Markets】プロ口座の概要
プロ口座の基本情報に関する概要をご紹介します。
【MYFX Markets】プロ口座はECN方式を採用
MYFX Marketsのプロ口座は注文の発注を「ECN方式」で行っています。
ECN方式とは「Electronic Communications Network」の頭文字から成る言葉で、日本語で「電子取引ネットワーク」の意味になります。
トレーダーと取引先金融機関の間に仲介業者が入らずに、トレーダーが出した注文は電子取引所によって自動的にマッチングする仕組みです。
仲介業者が間に入らずにネットワーク上で「売り」と「買い」の注文が成立していくため、最もクリーンな注文方式とされています。
取引レートはMYFX Marketsの取引先金融機関から直接提示されたものを参照できるため、スプレッドは狭く取引コストが安いです。
ただし実際に取引を行う際には、取引手数料を海外FXブローカーへ支払うことが一般的となっています。
【MYFX Markets】プロ口座のレバレッジ最大400倍
プロ口座のレバレッジは最大400倍でほかの海外FXブローカーと比べても平均的な値となっており、マイページから随時変更できます。
FX商品に対して最大で400倍のレバレッジをかけられますが、CFD取引では最大100倍、仮想通貨取引では最大5倍までの設定となっており、商品ごとにレバレッジが変わることに注意が必要です。
レバレッジが高いほど少ない証拠金で大きな取引を行える一方で高いリスクを伴います。
たとえばドル/円のレートが110円のときに1Lot(10万通貨)の取引を行う際に、国内FXの最大レバレッジである25倍をかけると必要証拠金は44万円となりますが、同じ条件でレバレッジ400倍をかけると必要証拠金は2万7500円で済みます。
1Lot保有するのに16倍の差があり、ハイレバレッジの取引では大きなポジションをもつことが可能です。ただし保有しているポジション量によって、為替相場の変動による影響を受けやすくなります。
MYFX Marketsでは証拠金維持率が50%を下回るとマージンコール(追加入金の要請)が行われ、20%を下回るとロスカット(強制決済)が実行されてしまうため、ハイレバレッジ取引において、どの程度損失を許容できるのか把握することが重要です。
またMYFX Marketsでは、世界情勢に関する重大なニュースが発表されたときにレバレッジ制限をかける場合があります。
実際に2018年12月にイギリスがEUからの脱退を表明したときに、GBP(英ポンド)関連の通貨ペアとUK100(イギリス株)のレバレッジを最大で50倍に規制しました。
【MYFX Markets】プロ口座の取引単位・手数料
プロ口座の取引単位や手数料についてご紹介します。
1Lot単位は10万通貨
MYFX Marketsでは1Lotを10万通貨としています。国内FXブローカーでは1Lot1万通貨ですが、海外FXブローカーの中では一般的な数値です。
また最大で保有できるポジション数は100に設定されています。
最小・最大取引量
プロ口座の最小取引量は0.01Lot(1000通貨)で、小さな取引に対応しています。また最大取引量は100Lot(1000万通貨)と大きな取引も可能です。
たとえばユーロ/円が120.00円のときに0.01Lot分の買い注文をし、120.10円のときに売り注文を入れたとします。
これは10pipsの変動で「10pips×0.01Lot×100=10円」となり利益は10円です。
同じ条件で100Lot分の注文をしたとすると「10pips×100Lot×100=10万円」となり利益は10万円になります。
レートが逆に変動しユーロ/円が119.90円と-10pipsとなった場合、0.01Lotでは-10円の損失、100Lotでは-10万円の損失となります。
このように取引量を大きくするとハイリスクハイリターンとなるので、余剰資金や証拠金維持率を考えて取引量の管理を行ってください。
取引手数料は片道3.5ドル
プロ口座は片道3.5ドル(約375円)の取引手数料がかかり、提供されているスプレッドのみで損益計算ができるスタンダード口座とは違い、プロ口座ではスプレッドに取引手数料を加味して損益計算をします。
取引手数料が片道3.5ドルなので往復で7ドルかかり、表示されているスプレッドに0.7pips足して計算すると実質的なスプレッドとなります。
【MYFX Markets】プロ口座の平均スプレッド
ここではMYFX Marketsの公式ホームページで公開されている「25種類」の通貨ペアの平均スプレッドを紹介します。
(参照元:https://myfxmarkets.com/ja/pricing/spreads/)
MYFX Marketsのスプレッドは変動性のため、常にレートは動いています。
ホームページに「プロ口座は0.0pipsから」と記載があります。この情報は嘘ではなく、ある時間帯で提供されているMYFX Markets内の最も狭いスプレッドが0.0pipsです。
平均スプレッドに取引手数料7ドルを足して計算したものが、実質的な平均スプレッドとなります。
たとえばEUR/JPY(ユーロ/円)におけるスタンダード口座の平均スプレッドは1.67、プロ口座では手数料を加味した実質的なスプレッドが1.28(0.58+0.7)であり、プロ口座の方がスプレッドは狭いことがわかります。
MYFX Markets プロ口座の実測スプレッド(当サイト計測)
次にプロ口座の「実測平均スプレッド」について確認してみましょう。実測スプレッドとは当サイトが独自にMYFX Markets プロ口座のスプレッドを計測したものです。
計測方法については「スプレッド実測方法」をご覧ください。
今回調査したのは、USD/JPY、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/JPY、GBP/USD、AUD/USDの6通貨ペアです。順番に実測スプレッドを確認していきましょう。
USD/JPY
まずはドル円の「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「0.21pips」になります。
EUR/USD
続いてユーロドルの「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「0.23pips」になります。
EUR/JPY
ユーロ円の「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「0.78pips」になります。
GBP/JPY
ポンド円の「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「1.58pips」になります。
GBP/USD
ポンドドルの「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「0.85pips」になります。
AUD/USD
豪ドル米ドルの「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「0.41pips」になります。
【MYFX Markets】プロ口座は通貨ペア55種とCFD商品対応
プロ口座ではMYFX Marketsが提供しているすべての商品が取引可能です。
FX取引
MYFX Marketsが提供している55種すべての通貨ペアが取引可能です。
EUR/JPYやEUR/USDなどのメジャーな通貨ペアはもちろんのこと、マイナーな通貨ペアも対応しているため、多くの人が取引を行う通貨ペアはほとんど揃っています。
CFD商品
CFD取引とは差金決済取引のことをいい、実物の商品を取引するのではなく、提供されている商品のレートの差で損益が決定する取引です。
実物の商品を扱わないため、買い注文だけでなく売り注文でも取引できることが特徴です。
1.金属
MYFX Marketsでは金(XAUUSD)と銀(XAGUSD)の取引環境を提供しており、プロ口座で取扱っています。
金属は古くから信頼性の高い資産とされており、実物資産として資産家のなかでいまだに人気があるのです。
金属の取引は重さによって価格が決まり、1オンス(約28グラム)の金がUSD(米ドル)でいくらかかるのか示しています。
たとえばXAUUSDの価格が1800米ドルであると表記されていたら、1オンスの金が1800米ドルで取引されていることになります。
2.原油
MYFX MarketsではWTI原油(WTI)とブレント原油(BRENT)の取引環境を提供しており、プロ口座で取引可能です。
原油は燃料と産業において重要であるとされ、世界でもっとも多く取引されている資源のひとつです。
原油価格は原油産出国の政治的要因に左右されます。
3.株式指数
プロ口座ではアメリカの株式指数「S&P500」やオーストラリアの株式指数「SPI200」の取引が可能です。
仮想通貨
MYFXでは人気の5銘柄を最大5倍のレバレッジを効かして取引できます。
・ビットコイン(BTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH)
・ライトコイン(LTC)
・イーサリアム(ETH)
・リップル(XPR)
仮想通貨の取引は、国や中央銀行に管理されている通貨と異なり、ブロックチェーンテクノロジーを使ったネットワークによって管理されていて、一つの経済や地域に影響されない分散型通貨です。
また仮想通貨は純粋な需要と供給によって価格が変動しているため、通貨のように各国の経済指標により値動きを伴わず、特定の国の影響を受けることがありません。
【MYFX Markets】プロ口座ならボーナス獲得チャンスあり
MYFX Marketsのボーナスは不定期開催です。
不定期に開催されるボーナスの獲得条件としてスタンダード口座を保有している人に加えて、プロ口座を開設している人にも獲得できるチャンスがあります。
多くの海外FXブローカーによってはECN口座をボーナス対象外としていますが、MYFX Marketsではボーナスの開催頻度は少ないもののプロ口座を対象にしている場合が多いです。
MYFX Marketsのボーナスの特徴は条件を満たすことで「出金できる」ことです。
たとえば過去に行われていた「友だち紹介キャンペーン」では、友だちをMYFX Marketsに紹介することで二人とも25ドルのボーナスが付与されております。
友だちが口座開設してから3ヶ月以内に合計5Lot以上、かつ10往復以上のトレードをすれば出金が可能でした。
また同じく過去に行われていた「ウェルカム20%入金ボーナス」は200ドル以上の入金をあらかじめブローカーに申請すれば、入金した際にプラス20%のボーナスが口座に付与され、付与されてから3ヶ月以内に最低10Lot以上のトレードを行うことで出金できました。
MYFX Marketsのプロ口座ならスタンダード口座と同じくボーナス獲得のチャンスがあり、条件を満たすことで出金まで可能になるシステムを取り入れているため、プロ口座を開設するメリットが非常に大きいです。
【MYFX Markets】プロ口座の最低入金額
プロ口座の初回最低入金額は、500ドルです。
スタンダード口座は200ドル(2万円相当)なので、プロ口座のほうが初回の入金額は高いですが、ECN方式の口座としては他の海外FXブローカーよりも低い金額設定となっています。
なお2回目以降の入金では最低入金額などが一切設定されていませんので、取引の流れに応じて必要な金額だけを追加入金することが可能です。
【MYFX Markets】プロ口座に関するFAQ
MYFX Marketsのプロ口座に関するよくある質問をいくつか紹介します。
スタンダード口座との違いを教えてください。
プロ口座とスタンダード口座との違いは以下の3つです。
1.注文方式
2.初回入金額の違い
3.スプレッドの広さ
4.取引手数料の有無
スタンダード口座はSTP方式ですが、プロ口座はECN方式であり、ECN方式の方が透明性の高い取引が行えます。
初回入金額はスタンダード口座が200ドル(約2万円)で、プロ口座は500ドル(約5万円)です。
スタンダード口座はスプレッドが0.6pipsからと明記されており、プロ口座のほうが最小0.0pipsからと狭いスプレッドで取引ができます。
またスタンダード口座の取引手数料は無料ですが、プロ口座では取引手数料が往復7ドルかかります。
プロ口座で取引制限はありますか?
MYFX Marketsではすべての口座でEA(自動売買)やスキャルピングの制限をしていません。
トレードツールとしてメタトレーダー4(MT4)を採用しており、EAをインストールすることで簡単に自動売買を行えます。
プログラミングの知識があればMT4内でEAを自作できますが、インターネット上で会社や個人が無料・有料のEAを配信しており、自作しなくても活用できる環境が整っています。
預けている資金は安全なのでしょうか?
MYFX Marketsは顧客の資金管理を自社の信託保全で管理しています。
信託保全とはMYFX Marketsに万が一の出来事が起きて破綻しても、資金がすべて返還される仕組みのことです。
MYFX Marketsでは口座に反映されている利益分も含めたすべての資産が保証されるとしており、トレーダーの中で高い信頼性を獲得しています。
約定力が強いと聞きました。
MYFX Marketsは約定力の高さに定評があります。
MYFX MarketsはEquinics(エクイニクス社)のデータセンター内に設置された、取引サーバーを使用していることから、スリッページが起こりにくく、ストレスを感じづらい取引環境の提供をしています。
Equinics社はAmazonやMicrosoft、Googleなどの巨大IT企業とパートナーシップを組んでおり、提供しているサーバーは世界的に高い信頼性を獲得しています。
もちろん提供している速度は非常に速いため、比較的市場が混雑していてもMYFX Marketsは高い約定力を発揮できるのです。
【MYFX Markets】プロ口座まとめ
MYFX Marketsのプロ口座は、スプレッドが0.0pipsからと業界屈指のスプレッドで取引が可能です。また注文方式としてECN方式を採用しているので、透明性の高い取引環境を提供しています。
エクイニクス社の高速サーバーを利用した、高い約定力を持ち、取引環境を整備しているMYFX Marketsは、日本語サイトのみ初回最低入金額5万円と設定するなど日本人トレーダーを優遇しています。
MYFX Marketsは多くのメリットを持っている海外FXブローカーなので、口座の仕組みを十分把握してトレードスタイルにあった口座を開設してください。