Tradeviewの「xLeverage口座」は、種類ある口座の中で最も標準的な取引条件を備えた口座で、スタンダード口座と表記されることも多いです。
xLeverage口座は最も少額ではじめられ、高いレバレッジ取引ができるため、FX初心者からハイレバレッジトレードを行う上級者でも対応できる特徴があります。
この記事では、TradeviewのxLeverage口座に関する情報や特徴を詳しく解説しますので、参考にしてください。
【Tradeview】xLeverage口座の概要
xLeverage口座はTradeviewの標準的な口座です。
他の口座に比べて最低入金額が小さく、最小取引Lot数が0.01Lotと小さいため少額から取引ができる反面、Tradeviewの口座の中で、唯一最大レバレッジでの取引ができる口座です。
プラットフォームは世界中のFX業者に採用されているメタトレーダー(MT4/MT5)かを選択可能で、初心者の方から中級・上級者まで幅広く利用されています。
「xLeverage口座」の特徴を把握するために口座の概要をご確認ください。
【Tradeview】xLeverage口座はSTP方式の注文
xLeverage口座の注文はSTP方式を採用しています。
STP方式とは「Straight Through Processing」の略で、業者が提示している気配値をリクイディティプロバイダー(LP)と呼ばれる、提携先金融機関からのレートにスプレッドを乗せたレートです。
STP方式は注文が直接インターバンクに流れる「NDD方式」に分類され、取引の透明性が高く、信頼できるレートが表示されます。
約定する際に業者が提携の金融機関から最適なレートを探すため、提携先が多いほど有利なレートで取引できる可能性が高いです。
Tradeviewは、
・Bank of America
・citibank
・The Royal Bank of Scotland
・Morgan Stanley
・BARCLAYS
・BNP PARIBAS
・UBS
・Deutsche Bank
・J.P.Morgan
といった50以上の大手金融機関と提携しております。
他の海外FX業者の平均的な提携先数である20~30よりも多いので、トレーダーにとって有利な取引が実現できます。
【Tradeview】xLeverage口座のレバレッジは最大500倍
高いレバレッジを効かした取引は海外FXの最大の魅力です。
xLeverage口座のレバレッジは最大で500倍と、Tradeviewの中で最も高い数値になっています。
日本国内の最大レバレッジは、法律によって25倍に制限されているため、xLeverage口座のは国内取引の20倍も少ない証拠金で取引を行うことが可能です。
たとえば国内のFX業者で、必要証拠金5万円のポジションはxLeverage口座なら2,500円で済みます。
資金が10万円だった場合は、国内FX業者での余剰資金が5万円、xLeverage口座では97,500円となり、トレードによる損失に対して余裕を持って売買の判断ができます。
このようにハイレバレッジを使うことにより、少ない資金で大きな取引が可能となるのです。
ただしTradeviewでは、証拠金維持率が100%を切るとロスカットが入ります。(損失を膨らませないための強制決済)
十分に余剰資金を保有しておき、急激な為替相場の変動による損失が証拠金維持率の100%以下にならないように注意しましょう。
【Tradeview】xLeverage口座で使えるプラットフォーム
xLenerage口座で使えるプラットフォームはメタトレーダー4(MT4)か、メタトレーダー5(MT5)です。
MT4/MT5は世界で最も有名な取引プラットフォームです。利用しているFX業者は1000社を超えます。
MT4/MT5は統一規格であるため、Tradeview以外のFX業者で口座を開設している場合、同じプラットフォーム内でアカウントを切り替えるだけで、TradeviewのxLeverage口座や他社の口座で取引が可能です。
MT4やMT5は、はじめての方でも操作性に優れており、利便性が高く設計されています。
MT5が最新バージョンになりますが、だからといってMT5がすべてにおいてMT4より優れているわけではなく、それぞれの特徴があるのです。
MT4はプログラム言語が簡易に設定されています。したがってプログラミング知識があれば、EA(自動売買プログラム)やインジケーターを自作できるため、多くのトレーダーやプログラマーが出している独自のEAの種類が豊富です。
MT5は最新版であるため、動作スピードが早く操作性やユーザーインターフェースが良好であり、アップデート頻度が高いです。
MT4/MT5は自分のスタイルに合ったプラットフォームを選ぶといいでしょう。
【Tradeview】xLeverage口座のスプレッド
TradeViewは業界でもトップクラスの狭スプレッドを誇る業者です。
ただしxLeverage口座は「STP方式」のため、「ECN方式」である同社のICL口座よりはスプレッドが広い傾向にあります。
Tradeview xLeverage口座の実測スプレッド(当サイト計測)
次にxLeverage口座の「実測平均スプレッド」について確認してみましょう。実測スプレッドとは当サイトが独自にTradeview xLeverage口座のスプレッドを計測したものです。
計測方法については「スプレッド実測方法」をご覧ください。
今回調査したのは、USD/JPY、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/JPY、GBP/USD、AUD/USDの6通貨ペアです。順番に実測スプレッドを確認していきましょう。
USD/JPY
まずはドル円の「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「2.18pips」になります。
EUR/USD
続いてユーロドルの「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「1.94pips」になります。
EUR/JPY
ユーロ円の「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「2.38pips」になります。
GBP/JPY
ポンド円の「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「2.89pips」になります。
GBP/USD
ポンドドルの「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「2.47pips」になります。
AUD/USD
豪ドル米ドルの「実測スプレッド」です。24時間の平均実測スプレッドは「2.27pips」になります。
【Tradeview】xLeverage口座の取扱商品
xLeverageはたくさんの商品を取り扱っており、幅広い選択肢があります。
通貨ペア数は60種類
通貨ペアの組み合わせは60種類です。メイン通貨はもちろんマイナー通貨まで揃っております。
USDTHB(米ドル/タイバーツ)やUSDCZK(米ドル/チェココルナ)といった、国内FX業者にはないような豊富なラインナップから選べますので、自分に合ったペアを探せるでしょう。
貴金属CFDはXAUUSD(ゴールド/米ドル)、XAUEUR(ゴールド/ユーロ)、XAGUSD(シルバー/米ドル)の3種類から選択が可能です。
スプレッドの狭、スワップポイントの大小、流動性の高低などさまざまな特性があるので、さまざまな通貨を見てみるのがいいかもしれません。
ETFの取り扱いあり
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、金融市場にて売買ができる投資信託です。
複数の銘柄に対してまとめて投資できるので、少額でも分散投資ができる上に流動性が高いというメリットがあります。
ETFの取り扱いは、その他のcTrader口座やViking口座で行っていないため、取引できません。
TradeviewではアメリカのETF銘柄を扱っています。ETFを扱っている海外FX業者は少ないため、ETF取引を行いたい人にはxLeverage口座を選択する価値があります。
ただしTradeviewで扱っているのは、アメリカのETFであるため、取引にはドルが必要です。
【Tradeview】xLeverage口座は最も手軽な口座
xLeverage口座はTradeviewの中で最も低い最低入金額を設定しており、最小Lotの取引が可能であるため、手軽にトレードを開始できる口座です。
最低入金額が少ない
Tradeviewの他の口座はすべて最低入金額が10万円を超えています。
一方のxLeverage口座の最低入金額は「1万円」と他の口座と比較して少ない証拠金ではじめられ、初心者や低資金トレーダーが参入しやすい口座です。
最小取引量が少ない
xLeverage口座では、最小取引量が0.01Lot(1000通貨)に設定されています。
他の口座は最小取引量が0.1Lot(1万通貨)となりますので、他の口座よりも10分の1の金額で取引ができます。
レバレッジが他の口座より大きい(最大500倍)こともあり、Tradeviewの中で最も幅広い取引に対応しているのがxLeverage口座です。
xLeverage口座は取引手数料が無料
xLeverage口座の取引手数料は無料である代わりに、スプレッドが同社のICL口座より広く設定されています。
取引手数料が無料であるため、xLeverage口座の取引時にかかるコストはスプレッドのみです。
このためコスト計算が簡単に行え、スプレッドの範囲さえ超えて決済できれば利益が出る仕組みとなっています。
【Tradeview】xLeverage口座の最低入金額
TradeviewのxLeverage口座の最低入金額は1万円です。
他の口座については最低入金額が10万円ですので、少ない金額からFXトレードをはじめたい方にとっては、xLeverage口座が最適な選択肢となります。
【Tradeview】xLeverage口座に関するFAQ
ここでxLeverage口座に関するよくある質問をご紹介いたします。
cTraderは使えますか?
cTraderはECN方式専門に作られたプラットフォームなので、STP方式であるxLeverage口座では使えません。
TradeviewでcTraderを使いたい場合はcTrader口座の開設をお願いいたします。
レバレッジを500倍にするにはどうすればいいですか?
レバレッジはマイページから変更できず、レバレッジ変更申請専用のページから申請してください。
申請には名 (ローマ字)、Eメールアドレス、ご入金済み口座番号(半角英数)、ご希望のレバレッジの4つを入力して送信します。
少額からでもはじめられますか?
少額がどれくらいを指しているのか人それぞれなので明確には回答できませんが、xLeverage口座はTradeviewで最も少額の入金額1万円から開始できる口座です。
このため少額投資をご希望の方は、xLeverage口座の開設を検討してください。
両建ては禁止されていますか?
xLeverage口座では両建てを禁止行為として定めていません。
しかしゼロカットシステムを悪用して、利益を出す目的で行われる両建ては、多くの業者が禁止しています。
Tradeviewは証拠金維持率が「100%以下」でロスカットされます。
したがって「ゼロカットシステム」を利用して不正に利益を出すのは難しいと思いますが、悪質な行為は取引制限や口座凍結の対象となる可能性がありますので、公正な取引を心がけてください。
スキャルピングに向いていますか?
わずかな値動きを狙って何度も取引をすることで利益をあげるのがスキャルピングの特徴です。Tradeviewの取引コストは他の海外FX業者と比べて安いので活用できます。
しかしxLeverage口座は取引手数料こそかかりませんが、スプレッドを考慮すると取引コストがかかる口座です。
したがって本格的にスキャルピング手法で運用する場合は、スプレッドの狭い「ILC口座」を開設しましょう。
【Tradeview】xLeverage口座概要まとめ
xLeverage口座は最低取引量がTradeviewの口座の中で最少のLot数が設定され、最低入金額も一番低いのが特徴です。
最も手軽に開設できる上、最大500倍のハイレバレッジ取引にも対応しており、幅広いトレードが行える口座となります。
豊富な取扱商品とETF取引を行えるメリットがあり、5種類あるTradeviewの口座の中でも基準となる口座として開設しているトレーダーは多いです。
Tradeviewの50におよぶ豊富なリクイディティプロバイダーによる約定力を活かしながら、500倍のハイレバレッジトレードを行いたい方はxLeverage口座の開設を検討するとよいでしょう。